
タントで車中泊は楽しめる?車中泊に適している理由と注意点を解説|快適に楽しむコツやグッズもご紹介!
2025.05.11
ダイハツの人気車種であるタントでのアウトドアや車中泊を楽しみたいと思っている方は多いのではないでしょうか?しかし、
「軽自動車で本当に車中泊ができるの?」
「車中泊をするコツは?」
と疑問を抱えている方もいらっしゃると思います。この記事では、タントが車中泊に向いている6つの理由と注意点を徹底解説します。その他、車中泊のコツやおすすめグッズもご紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
軽自動車のタントで車中泊は楽しめる?
軽自動車でありながら広い室内空間を確保するタントは、車中泊の入門用としても人気です。以下では、タントが車中泊に適している理由を具体的にご紹介します。
寝るスペースは充分確保できる
タントは軽自動車ながら室内長212.5cmを実現しており、大人でも脚を伸ばして快適に眠れるスペースを確保できます。
リアシートを前倒しにするだけでなく助手席を最大限スライド&リクライニングできる“フルフラット”構造を採用しているためです。このアレンジにより、シートの継ぎ目や傾斜をマットで補修すれば、ほぼ水平な寝床が完成します。
これにより、大人2名で就寝する場合は後席を後ろ倒しにし、助手席側とつなげる形でマットを敷くと、肩幅や脚がぶつかるストレスなく並んで眠ることができます。
ソロで使う場合は助手席をフルフラットに、運転席側を後席につなげると、さらに広いワンフロアが完成し、ギアを頭側にまとめて足元スペースを最大化できます。
このようにシートアレンジ次第で212.5cmの室内長をフル活用できるため、タントは軽自動車なのに車中泊用の寝床として十分なスペースを確保可能です。
アウトドア仕様車の「タントファンクロス」もおすすめ
よりアクティブな使い方を求めるなら、オプションで用意される「タントファンクロス」が心強い味方になります。
専用のルーフレールやフロアマット、滑りにくいラバーフロアを装備し、砂や泥が車内に入り込むのを防止します。
さらに、リアシートの背面には多機能ポケットを搭載し、小物やキャンプギアを手軽に収納できます。外装は専用ブラックアクセントでタフな印象を演出するため、キャンプ場や海辺などアウトドアシーンでの写真映えも申し分ありません。
標準モデルと比べて多少の価格上昇はありますが、車中泊での快適性と使い勝手を大きく向上させるため、頻繁に車中泊を楽しみたい方には特におすすめのグレードです。
以上を踏まえると、タントは「軽自動車でもしっかり眠れる」「アウトドア装備が手軽に手に入る」という2つの強みで、気軽に車中泊デビューしたい方に最適な一台といえます。
タントが車中泊に向いている6つのポイント
タントが車中泊に選ばれる理由を6つの視点で手短に解説します。シート展開から室内の広さ、維持コスト、ドア構造、純正カスタム、収納力まで、タントならではのメリットを一目で把握できる説明をお届けします。
シートをフルフラットにできる
タントは前席・後席ともにフルフラット化できるため、大人でも脚を伸ばして眠れる車中泊スペースを簡単に作れます。
リアシートを前倒しにし、助手席を最大スライド&リクライニングすれば、室内長2,125 mmの空間を水平につなげることが可能です。
シートアレンジが簡単なタントなら、力の弱い女性でも短時間でフルフラットベッドを実現でき、車中泊初心者でも快適に休息できます。
室内高が高く圧迫感が無い
タントの室内高1,370 mmは軽自動車トップクラスの広さで、車中泊中の圧迫感を大幅に軽減します。
天井高が高いと、就寝時に座って着替えや読書をしても頭が当たりにくく、車内での動作がストレスフリーになるからです。
室内高1,370 mmなら、子どもであれば車内で立ち上がることも可能。フルフラット状態で食事や会話を楽しむ際も頭上に十分なクリアランスがあり、狭さを感じずに過ごせます。
天井が高いタントなら、長時間の車中泊でも圧迫感を覚えにくく、ゆったりとした居住空間を維持できます。
価格や維持費が安い
タントは新車価格145万円〜で、年間の自動車税・重量税も軽自動車枠の低額設定により、車中泊のコストを抑えたい人に最適です。
軽自動車は排気量660 cc以下のため、自動車税が10,800 円/年、重量税が3,300 円/年と普通車に比べて大幅に安く、燃費性能もWLTCモードで20 km/L前後を実現しています。
同じ車中泊に人気のホンダ・ステップワゴン(新車価格約316万円、自動車税30,500 円)と比べると、タントは初期費用で約170万円、毎年の税負担で約20,000 円以上の差が生じます。
ガソリン代も軽自動車の省燃費性能で長距離利用時に節約効果が高まります。
ローコストで車中泊を楽しみたいなら、タントの低価格&低維持費が大きな強みとなり、気軽にアウトドアを満喫できます。
ミラクルオープンドアで使い勝手が良い
タントのミラクルオープンドアは大開口で、人も荷物もスムーズに出し入れできるため、車中泊の準備と撤収が格段に楽になります。
前後ドア間のピラーをドア内に内蔵する構造により、前席・後席の間に柱が現れず、大きな開口部(約70cm以上)を実現しているからです。
例えば、長さのあるサーフボードやキャンプ用チェア、折りたたみテーブルなどを横からそのまま滑り込ませることができ、バックドアまで回り込む必要がありません。
雨天時でも傘を差したまま乗降できるほどワイドに開くため、濡れずに荷物を積み下ろしでき、撤収時間を短縮できます。
ミラクルオープンドアの広い開口部は、車中泊のたびに重いギアをラクに扱える便利機能として活躍します。
純正アクセサリーで車中泊仕様に改造可能
ダイハツ純正アクセサリーを組み合わせるだけで、タントをプロ仕様の車中泊カーに手軽にアップグレードできます。
純正品は車種専用設計のためフィット感が高く、DIY不要で隙間なく取り付けることができます。
以下のようなアクセサリーがあります
・専用サンシェード(フロント/サイド/リアドア用)
窓の隙間からの光や視線を完全にシャットアウト。
・ラゲージプロテクターやネット
荷崩れを防ぎつつ、床下トレイと合わせて小物も一括管理。
・オプションのカータープ
車外にリビングスペースを拡張でき、軽自動車とは思えない快適さを実現。
純正アクセサリーで車中泊仕様に改造すれば、手軽に快適性と機能性を両立でき、アウトドア初心者でも安心して出かけられます。
使いやすい荷室と床下収納
タントはスクエアな荷室開口部と上下2段調節式デッキボード付き床下収納を備え、車中泊ギアを効率的に収納できます。
荷室の開口幅約100cm、フロア高は膝ほどの低さで持ち上げる負担が少なく、デッキボードで上下2層に分けられるため、多彩な荷物を無駄なく収納できます。
クーラーボックスや焚火台、大型タープポールなど重いギアも、低いフロア高とワイドな開口部でラクに積み下ろし可能。
床下トレイには寝袋や調理器具を隠して収納でき、デッキボードをテーブル代わりに使えば、車内での調理や作業スペースとしても活躍します 。
この使い勝手抜群の荷室&床下収納により、タントは限られたスペースでも車中泊グッズを整理しやすく、快適なアウトドア体験をサポートします。
人数別おすすめシートアレンジ
タントの限られた室内を、1人または2人で車中泊できるよう、最適にアレンジする手順をご紹介します。
1人で車中泊をする場合
- 助手席と後席左側のヘッドレストを取り外す
- 助手席を最前方までスライドし、背もたれを倒してフルフラットにする
- 後席左側の背もたれも前方に倒し、助手席と段差なくつなげる
- フルフラットになった左側に寝袋やマットを敷き、右側に荷物をまとめる
この手順で約1.9 mの平坦な寝床ができ、荷物スペースを確保しながら快適に眠ることができます。
2人で車中泊をする場合
- 前列座席のヘッドレストを外す
- 前列シートの背もたれを後方に倒し、後部座席との隙間がなくなるようスライドさせる
- 後席の背もたれを最大まで後方に倒し、前席と一体化させる
これで大人2名分の就寝スペースがほぼフルフラットとなり、脚を伸ばして並んで休める配置が完成します。
タントで車中泊する際の注意点
タントで車中泊を楽しむには準備が大切ですが、軽自動車ゆえの制約にも注意が必要です。以下の3点に気をつけて、安全かつ快適に過ごしましょう。
普通車に比べると車内が狭い
タントは普通車に比べて室内スペースがコンパクトなため、広々と寝たい場合は窮屈に感じることがあります。
軽自動車規格(全長3,400mm×全幅1,480mm以下)に収める設計上、室内幅や長さがミニバンやSUVよりも小さいからです。
実際に大人2名でフルフラットシートアレンジをすると、肩や膝が触れ合いやすく、寝返りを打つたびにスペース不足を実感します。また、着替えや荷物整理を車内で行う際、両側のドアを開けても動線が狭く、ストレスを感じるケースがありました。
したがって、タントで車中泊をする際は「1人用にアレンジ」「荷物はルーフキャリア活用」などの対策を講じることで、狭さによるストレスを軽減できます。
荷物の置き場所が少ない
タントは荷室容量が限られるため、車中泊時に持ち込むキャンプギアや衣類の収納場所が不足しがちです。
リアシートを倒すとラゲッジスペースがほぼ消失し、フルフラットの寝床と荷物スペースが共存しにくい構造だからです。
2泊以上のアウトドアでクーラーボックスや調理器具、予備の寝袋を持ち込むと、寝床の足元や頭上に積み重ねるしかなく、降車時につまずいたり、夜間に荷崩れして目が覚めることがあります。
ルーフボックスや車外ラックを併用して荷物を車外に移すプランを組むと、車内を広く使えて安全かつ快適に過ごせます。
静粛性の低さ
タントは普通車と比べ防音性能が抑えられているため、夜間や早朝の走行音・風切り音が睡眠の妨げになる恐れがあります。
軽自動車は軽量化を優先した車体設計で、ドア周りやフロア下の防音材が薄く、騒音遮断性能が高くないからです。
夜間、エンジンをかけたままエアコンで温度調整すると、アイドリング音や振動が車内に響き、隣接サイトの車両音もダイレクトに伝わって耳障りになります。窓を少し開けると外気と騒音が混在し、熟睡を妨げるケースが多く報告されています。
そのため、エンジン停止&窓閉めで眠る場合はポータブルバッテリー駆動の扇風機や暖房器具を用意し、耳栓・アイマスクで騒音・光を遮断すると安眠しやすくなります。
車中泊を快適にするためのコツ
タントで車中泊をより快適にするには、空間の段差をなくして寝床を安定化させることと、収納力を強化して動線を確保することが重要です。
段差をなくしてフルフラットな空間をつくる
寝床の段差や隙間をしっかり埋めることで、タントのシートアレンジが真のフルフラット状態となり、安定した睡眠環境を実現できます。
純正シート同士をつなげただけでは、シートの継ぎ目や背もたれと座面の傾斜が残るため、寝ている最中に体が揺れたり、隙間に足や腕が落ち込んだりしてしまいます。
市販の車中泊用マットやクッション(空気注入式・折りたたみ式)をシートの継ぎ目に挟み込むだけで、わずかな段差が解消され、布団のようなフラット面が完成します。
段差対策用マットやクッションを活用して完全なフラット面を作れば、寝返りを打っても揺れず、長時間の休息でも疲れにくくなります。
収納スペースを拡張して収納力をアップする
ルーフラックやエアロベースキャリアなどの外部収納を導入して、車内の荷物スペースを確保すると、車中泊中の動線がスムーズになります。
リアシートを倒すとラゲッジスペースが消失し、車内に荷物を置くと寝床が狭くなるため、車外に荷物を移動させることで室内を広く使えるからです。
タントの車高を活かした純正エアロベースキャリアやルーフラックを装着すれば、クーラーボックスやキャンプギアを屋根上に積載可能。これにより、車内は寝具だけのスペースとなり、夜間の荷崩れや動線の妨げを防げます。
外部キャリアで荷物を車外に移すことで、車内は広々とした寝床空間を維持でき、車中泊の快適性が格段に向上します。
車中泊に役立つグッズ
タントでの車中泊を快適にするには、寝具・収納・照明・防寒などのアイテムを適切にそろえることが大切です。ここでは、必須級のものからあれば便利なものまで、用途別にご紹介します。
インフレータブルマット(車中泊マット)
段差や傾斜をしっかり埋めて、フラットな寝床をつくる必須アイテム。空気式なら折りたたんでコンパクトに収納でき、タントの限られた荷室を圧迫しません 。
寝袋(シュラフ)
車内は外気温の影響を受けやすく、夜間や早朝は想像以上に冷え込みます。登山用の保温性能が高いモデルを選べば、冬場でも安心して眠れます。
ベッドキット
タント専用の市販ベッドキットを使えば、手軽に安定したベッドスペースを展開可能。段差解消や荷室下の追加収納としても機能し、頻繁に車中泊を行う方に特におすすめです。
サンシェード・カーテン
プライバシー確保と遮光のための必須アクセサリー。着替えや食事時に外から見えない安心感を得られるほか、朝日や街灯の光を遮断して深い睡眠をサポートします。
ポータブル電源&USB扇風機・ヒーター
エンジン停止中でもスマホ充電や小型扇風機、ヒーターを稼働できるポータブル電源は、快適さを大きく向上させます。ラジオやUSB照明機能付きモデルも便利です。
LEDランタン・ヘッドランプ
車外での作業灯、車内での読書灯、夜間トイレ移動用など、多用途に活躍。充電式タイプなら電池交換不要で経済的です。
ルーフラック/ルーフボックス
大型ギアやかさばる荷物を屋根上に積載できるため、車内を寝具スペースだけに確保できます。防水カバー付きモデルなら雨天時も安心です。
小物整理用トレイ・収納バッグ
スマホ・メガネ・鍵などの散らかりやすい小物をひとまとめに。就寝中や走行中の紛失防止に役立ち、車内の動線をすっきり保ちます。
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