logo
お気に入り一覧

修復歴ありとは?その定義と基準|中古車の「修復歴あり」買う時のメリット・デメリットも!

2025.03.02

「修復歴」とは、自動車の交通事故やその他の災害により骨格部分(フレーム)の修理やパーツの交換をした履歴のこと。

この記事では、修復歴・修理歴・事故歴の違いや買取金額への影響を紹介します。

修復歴ありの中古車購入時のメリット・デメリットも説明しますので、修復歴ありの中古車購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

「修復歴あり」とは?

「修復歴あり」とは、交通事故やその災害によって、自動車の骨格部分の修理・交換をした状態のことです。

骨格部分とは、車の強度を保つための場所。フレームとも呼ばれています。詳細は車種によって異なりますが、主に以下のような溶接によって結合されている場所のことを言います。

・フロントサイドメンバー
・インナーパネル
・フロントクロスメンバー
・フロアメンバー
・トゥボード
・ダッシュパネル
・フロントピラー
・センターピラー
・フロア
・リアフロア
・ルーフパネル
・トランクフロアパネル
・リアクロスメンバー
・リアサイドメンバー

このような箇所に損傷がある、もしくは修復が行われていた場合に「修復歴車」として扱われます。

 

修復歴と修理歴の違い

修復歴とよく間違われやすいのが「修理歴」。修復歴と修理歴の違いは以下の通りです。

修復歴 骨格部分の修理・交換をした状態
修理歴 骨格部分以外の修理や交換をした状態

例えば、自損事故でへこんだバンパーを交換した場合、骨格に損傷はないので「修理歴」となります。車自体に与える影響が比較的小さいので、買取金額への影響は修復歴よりも小さいです。

 

「事故歴あり=修復歴あり」ではない

「修復歴ありの車は、必ずしも事故を起こしている」というわけではありません。
自然災害によって骨格部分が損傷してしまったケースでも、修復歴になってしまうからです。

ちなみに、中古車として販売されている車の中には「事故で骨格部分の修理が必要なのに、修理をしていないため修復歴ありになっていない」ものもあるため、購入の際はきちんと見極めを行うことが大切です。

 

修復歴のある車の見分け方

中古車販売業者は、消費者に対して修復歴の告知を行うことが義務付けられています。インターネットに掲載されている情報の中にも、修復歴の有無が含まれています。

しかし、修復歴があると不安に思う方もいるため、修復歴を隠して販売しようとする業者がいないと断言はできません。「告知をされているか不安」という方は、修復歴があるか、自分で確認してみましょう。

車に修復歴があるかは「検査表」もしくは「査定表」を見れば分かります。これは車を売買する際に車両の状態を記録したものです。

販売店に問い合わせて検査表や査定表を見れば、修復歴を自分で確認することができますよ。

 

修復歴のある車の買取金額

修復歴がある車は、どうしても買取金額が下がってしまいます。ここからは、具体的にどの程度買取金額が下がる可能性があるかをお話しします。

 

「修復歴あり」の車は買取金額が下がる

修復歴がある車は、買取金額が大幅に下がることが多いです。査定金額の違いは車種や修復の内容によっても異なりますが、通常よりも数十万ほど下がるケースもあります。

ただし、車を売却する際には、所有者は販売業者に対して修復歴を告知する義務があります。告知を行わないと「告知義務違反」となり、買取金額が減額されたり、取引がキャンセルになるケースもあります。

さらに、悪質だと判断されると損害賠償を請求されることもあるので、査定時には忘れずに修復歴を告知しましょう。

 

もらい事故で「修復歴」がついた場合

もらい事故によって修復歴がついてしまった場合も、買取金額は減額されます。この場合も告知義務があるので、売却の際は販売店にきちんと伝えましょう。

とはいえ、もらい事故の場合は「ただマイナスになる」わけではありません。

相手に過失がある事故だった場合、事故によって下がってしまった買取金額分の損失を相手に請求することが可能です。

事故が発生したことによって落ちた金額のことを「事故減価額」と呼びます。修復歴がついてしまって出た損害を相手に請求するなら、修理後に日本自動車査定協会に車を見せて「事故原価額証明書」を申請しましょう。

 

「修復歴あり」の中古車を買う時のメリット

ここからは、修復歴がある車のメリットを紹介します。

 

販売価格が安い

修復歴ありの車を購入する最大のメリットは、車体の販売価格が安いことです。

修復歴あり=事故歴ありと誤解している方も多いため、修復歴があると「走行に問題があるのではないか」と敬遠されがち。より買い手がつきやすいように、価格を安く設定する販売店がほとんどです。

しかし、近年は事故や自然災害によって破損した車を修復する技術も上がってきているので、修復歴ありの車でも、問題なく運転できます。

車種によっては数十万程度下がることもあるため、修復歴があることで通常ではなかなか手が出ないグレードの車を選ぶこともできますよ。

 

「修復歴あり」の中古車を買う時のデメリット

修復歴ありの車は安く購入することができますが、その分リスクもあります。
ここからは、修復歴ありの車のデメリットを紹介します。

 

事故の影響が残っており、安全性能が低下している可能性がある

破損後きちんと車を修理していても、修理後に車体の安全性能が下がってしまうケースもあります。

その原因は、フレームと外板ボディを一体化した「モノコック」という車の構造です。1箇所に強い力がかかると全体のバランスが歪み、安定した走りができなくなったり、新たな事故が起きてしまうこともあります。

このような要因から安全性能が低下してしまうこともあるので、購入の際は注意が必要です。

 

売却するときの買取金額が低い

修復歴ありの車は、安価に購入できるものの、売却時の買取金額も安くなってしまうというデメリットがあります。

買取業者によっては修復歴ありの車を扱わないところもあるため、対応してくれる業者探しに苦戦することも。

少し売却のハードルが高くなってしまうので、修復歴ありの車を購入する時には乗り潰すつもりで考えておくことをおすすめします。

 

修復歴の内容が詳しく分からない

中古車販売業者は、修復歴があることを消費者に告知する義務があります。しかし、破損理由や、事故の内容について伝える必要はありません。

少しフレームに損傷があっただけの車と、大きな事故で一部が大破した車があっても、どちらも「修復歴あり」としか表記されないということです。

当然破損の内容によって車への影響は大きく異なるので、見極めに自信がない方は、信頼できるお店で購入する・修復歴のある車は購入しない などすることをおすすめします。

 

修復歴のある中古車を検討する際に注意しておきたいこと

修復歴のある車の購入を、費用を抑えるためにあえて検討する方もいるでしょう。ただ、修復歴のある車は一度破損しており、安全性に問題があるケースもあります。ここからは、修復歴のある中古車を検討する際の注意点をお話しします。

 

損傷を受けた部分を確認すること

損傷の箇所やその度合いによって、修理後の車への影響は異なります。

例えばダッシュパネルに損傷を受けた場合は、修復が十分でないと、ハンドルがブレたり真っ直ぐ走れなくなってしまったりすることも。

損傷箇所を確認し、リスクについて販売店にきちんと確認した上で購入することをおすすめします。

 

実際に走行してみること

「修復歴のある車」と1口に行っても、損傷の大きさや箇所、修復の仕方によって車の状態は大きく異なります。そのため、可能であれば購入前に一度走行してみることも大切です。

「一般道で低速走行している時には問題ないが、高速道路を走ると悪影響が出る」という場合もあります。低速・高速どちらでも走行してみた上で判断することが大切です。

 

修復歴のある中古車は慎重な判断が必要

ここまで「修復歴」の定義やメリット・デメリットを紹介してきました。

修復歴のある車は通常の車と比べると安く購入できるので、購入費用を抑えたい方にとっては魅力的に感じるかもしれません。しかし、走行性能や安全性に大きな影響を及ぼす車もあるので、一概におすすめはできません。

購入する際には、事前に修復箇所を確認したり走行してみたりして、慎重に判断するようにしましょう。

バディカダイレクトでは、理想のお車と出会うためのカウンセリングから、納車、アフターサポートまで責任をもってお手伝いいたします。中古車購入をお考えの方は、ぜひバディカダイレクトにお問い合わせください。

お客様が最高の一台を、愛車を見つけるため掲載車両以外でもご希望に対し、優秀なスタッフが親身になってご提案します!

気になる点があればラインやお電話で全て回答しますので、ぜひバディカダイレクトで愛車探しをしてみてください。

 

バディカダイレクトでは、中古車の売買に役立つ3つの資料を公開しています。

★高く売る方法
★安く買う方法
★車選び初心者の3ステップ

完全に無料です。

LINE追加して、ぜひご覧になってください。

中古車を「高く売る方法」「安く買う方法」
「クルマ選び初心者の3ステップ」はこちら↓

line無料で資料を手に入れる

人気記事ランキング

一覧に戻る

lineクルマの購入・査定の相談はこちら