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エンジン警告灯が点灯したらどうする?原因とケース別の対処法を紹介

2025.03.29

・エンジン警告灯が点滅する
・警告灯が点灯してカタカタ音がする

このような症状は、ドライバーなら一度は経験することがあることでしょう。

この記事ではエンジン警告灯が点灯する原因と対処法や予防策を分かりやすく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

エンジン警告灯とは?

エンジン警告灯は、車のエンジン制御系に異常が発生した際に点灯するランプ。通常、スピードメーターの近くにあります。

エンジンをかけた際に一瞬点灯して、その後エンジンが正常なら消えます。

もし走行中やエンジンをかけた直後に警告灯が点灯・点滅した場合は、エンジンに何らかの異常があるかもしれません。ここでは、エンジン警告灯の役割や示す異常をみていきましょう。

 

エンジン警告灯の役割

エンジン警告灯の主な役割は、エンジン内のセンサーが故障している場合や燃料制御に関する問題など、エンジンに関する異常を運転者に知らせることです。

放置すると、エンジン性能が低下します。最悪走行不能になることもありますので、警告灯が点灯している場合はすぐに車両を点検し、必要に応じて修理を依頼しましょう。

 

警告灯の色が表す意味は?

警告灯の色は赤・オレンジ・緑の3種類があります。ここからは、それぞれが示す意味をみていきましょう。

赤は「危険」を意味します。赤い警告灯が点灯した場合、車両に重大な問題が発生している可能性が高いです。もし赤い警告灯が点灯したら直ちに安全な場所に停車し、車を点検する必要があります。

オレンジは「注意」を意味します。すぐに停車して対応するほどの緊急性はありませんが、速やかに点検を行い、必要に応じて修理を依頼する必要があります。

緑は「安全」を意味します。車両のエンジンが正常に動作している状態なので、とくに修理や点検の必要はありません。

 

エンジン警告灯が点灯する原因

エンジン警告灯が点灯する原因は、センサーやエンジン制御系・燃料供給システム・排気ガス関連の異常など、いくつか挙げられます。ここからは、エンジン警告灯が点滅する原因を詳しくみていきましょう。

 

各種センサーの異常

車の異常を感知するセンサーは、以下のようにたくさんあります。

O2センサー(酸素センサー) 燃料と空気の混合比を調整する。故障すると燃費悪化や排気ガス増加の原因になる
エアフローセンサー エンジンに流入する空気の流量を測定する。故障するとエンジンの発火が難しくなる
イグニッションセンサー 点火時期の調整を担当する。故障すると点火が起きにくくなったり、タイミングがずれるといった原因から燃焼不良が起こりエンジンの不調が発生する
アクセルポジションセンサー アクセルの位置を検出する。故障するとエンジンの反応が鈍くなる
バッテリーセンサー バッテリーの状態を監視する。故障で電気系統(パワーステアリングの重さ、パワーウィンドウの動き、ヘッドライトの明度)に影響を与える
エンジン温度センサー エンジンの温度を監視する。故障するとエンジンオーバーヒートによるエンジン故障のリスクがある
カム角度・クランク角度センサー エンジンの回転角度を測定する。故障するとエンジンが不安定になり、加速や起動に障害が起こる

上記のようなセンサーが異常を起こすことで、エンジン警告灯が点滅することもあります。

 

エンジン制御系の異常

エンジン制御システムとは、センサーからの情報を基に燃料噴射や点火時期を調整し、最適なエンジン性能を維持するシステムです。

このシステムに異常が発生すると、エンジン出力が低下して燃費が悪化することもあります。

点灯と同時にエンジンの動きに弱さなど異常を感じた場合、早急にディーラーや整備工場で点検を受けるようにしましょう。

 

燃料供給システムの異常

燃料供給システムとは、エンジンに必要な燃料を供給する役割を担うシステムです。

燃料供給システムに異常が発生する主な原因は、燃料ポンプやインジェクターの故障、燃料フィルターの目詰まりなど。こうなると、燃料供給が不十分になり、加速不良やエンストが発生することがあります。

もし上のような症状が現れたら、速やかに点検を受けて部品交換や修理を行うことが重要です。

 

排気ガス規制関連の異常

排気ガス浄化システムとは、車両のエンジンから排出される有害な排気ガスを浄化するためのシステムです。

排気ガス浄化システムに異常が発生する主な原因は、排気ガス再循環(EGR)バルブの故障や、ディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)の詰まりなど。

こうなると、システムの異常により、有害ガスが増加し、環境基準を超える排気が発生するリスクがあります。また、運転面ではアイドリングが不安定になる、異音が発生するなどの症状も見られます。

もし上のような症状が現れたら、速やかにディーラーや整備工場での診断を受けることが重要です。

 

その他の異常

点火プラグの劣化や電装系のトラブル、吸気系の不具合で エンジン警告灯が点灯することもあります。

異常が起きるとエンジン性能の低下や不完全燃焼を引き起こし、最終的にはエンジン本体の損傷につながる恐れがあるため、車は異常を検知し、警告灯を点灯させます。

警告灯が点灯した場合は、原因がはっきりしない場合でも、早めにディーラーや整備工場で点検を受け、適切な対処を行いましょう。

 

エンジン警告灯が点灯した時に、すぐやるべきこと

エンジン警告灯が点灯した場合は、安全な場所に停車し、車の状態を確認しましょう。その後、ディーラーや整備工場に連絡し、専門的な点検を受けることをおすすめします。

ここでは、エンジン警告灯が点灯した際にすぐやるべきことを詳しく紹介します。

 

走行は控え、安全な場所に停止する

まずは安全な場所に車を停めましょう。

高速道路であれば、最寄りのパーキングエリアや非常駐車帯まで車をゆっくり移動させます。

ただし、エンジンの異音や異臭がある場合は、ただちにエンジンを停止させ、無理に走行しないようにしてください。無理を押して走り続けると、エンジン内部の故障がどんどん悪化し、修理費用が高額になる可能性があります。

 

車の状態を確認する

次に、異常音や異臭がないか確認しましょう。

エンジンルームから煙が出ている場合や、焦げたようなにおいがする場合は、絶対に走行せず、ロードサービスに連絡しましょう。

また、車の再起動ができそうな状態なら、警告灯が点灯している間にエンジンを再起動しても灯りが消えないかチェックします。

消えた場合は一安心ですが、その場合でも、エラーコードが車両コンピュータに記録されていることがあるため、なるべく早くディーラーや整備工場へ連絡するようにしましょう。

 

ディーラーや整備工場に連絡をする

「再起動をしたら警告灯が消えた」という場合でも、必ずディーラーや整備工場に連絡を取りましょう。正規ディーラーなら、専用の診断機器を使用して、正確にトラブル箇所を特定してくれます。

整備工場やカー用品店でも点検が可能ですが、その場合は「専門の診断機器を備えているか」念のために確認することをおすすめします。

 

【ケース別】エンジン警告灯が点灯したときの対処法

ここでは、警告灯が点灯したときの、ケース別の対処法を解説します。

 

エンジンがガタガタする場合

エンジンがガタガタと振動しながら警告灯が点灯している場合、スパークプラグや点火コイルの不良、燃料フィルターの詰まりが原因の可能性が高いです。

このようなケースでは、まず安全な場所に車を停止させ、エンジンを切りましょう。その後、エンジンルームを確認し、異常が分からない場合は無理せず整備工場へ連絡することをおすすめします。

 

点滅する場合

エンジン警告灯が点滅する場合、エンジン内部の燃焼不良や触媒コンバーターの損傷が原因の可能性が高いです。

このようなケースでは、放置するとエンジンや排気システムが壊れるリスクが高まるため、すぐ速度を落として安全な場所へ停止させ、エンジンを切りましょう。

その後、レッカーサービスなどを呼び、整備工場にて詳細な点検を依頼してください。

 

しばらくして消えた場合

警告灯が一時的に点灯して消えた場合、一時的なセンサーの誤作動や燃料系統の不調が原因の可能性が高いです。

エンジンや車両の挙動が通常通りであれば問題ありませんが、点灯が繰り返される場合には注意が必要。放置せず、ディーラーや整備工場などで早めのチェックを心がけましょう。

 

スピードが出ない場合

エンジン警告灯が点灯してスピードが出ない場合、エンジン出力が制限される「リミットモード」に入っているなど、燃料供給系やエンジン制御システムにトラブルが発生している可能性が高いです。

このようなケースでは、無理に走行を続けると重大な損傷に繋がってしまうこともあります。もしスピードが急に出なくなったら、安全な場所に停車し、整備工場へ相談しましょう。

走行が難しい場合はレッカーを依頼し、安全を最優先に行動してください。

 

エンジン警告灯が点灯した際の修理費用

エンジン警告灯が点灯した際の修理費用はマチマチで、原因ごとに3,000円から4万円程度ほどのバラつきがあります。

軽微なセンサー異常なら数千円で済みますが、エンジン自体のトラブルや部品交換が必要な場合には数万円以上必要になることも。しかし、放置すると命に関わる事故を引き起こす可能性もあります。

レッカーを呼ぶ・整備工場で整備する など、適切な処置を行いましょう。

 

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