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車一括査定の注意点!「談合」と「減額交渉」の簡単な対策

2024.05.09

愛車を買取してもらう際は、一括査定がいいとお伝えしています。ですが一括査定にも危険性があります。それが「談合」です。そこで今回の記事では、車の一括査定時に注意すべき談合とはそもそも何なのか?その内容と回避方法を合わせてご紹介します。うまく愛車を売却してもらいたいので、ご参考にしていただければと思います。

うまく車を売却する方法:「一括査定」に登録

ステップ①|登録する

まず車屋目線で、おすすめの売却方法は、一括査定に登録することです。一括査定は、インターネットで簡単に見つけることができ、車の情報を登録すると、その情報が様々な業者に共有されます。

ステップ②|アポイントを取る

その後、車の購入を希望する業者から電話がかかってきます。希望する業者とアポイントを取り、例えば「9月10日の12時に」と連絡し、複数の業者に同じタイミングで自宅まで車の査定に来てもらいます。

ステップ③|オークション方式で金額提示してもらう

そして、一斉に金額を査定してもらいます。これは、オークション方式です。純粋に金額の勝負になり、一番高い価格を提示してくれた業者に決定するという方法です。公平な方法で、これを健全な車の売却方法としておすすめしています。

しかし、「談合されるのでは?」という懸念を抱かれる方も中にはいらっしゃいます。これは、買取業者の間で、「オークション相場より高く買い取っているよね」といった会話があることに起因しています。

買取時の談合とは?

パターン①業者間で前もって話し合う

オークション相場より高く買取をしていて、利益がほぼなく、買い取ってもあまり儲からないことがあります。そんな時に業者間である話をするのです。

たとえば、「このクルマは競り上げたら、(買取価格が)100万円くらいになるかもしれないが、みんなで競うのはやめて、今回は80万円で自分に回してくれないか。その代わり次は俺が降りるから」というような話を他の業者とするのです。

その会話の後、他の業者が次々と撤退するのです。

結果的に、オークションでやっていれば100万円になったクルマを80万円で業者は買うことができ、得をするのです。もちろん売却する立場のお客様からすれば、20万円損したことになります。

これは昔の話かと思うかもしれませんが、調べると実際に過去に同様のケースを経験したことがある社員もいました。談合の話を持ちかけられたと話しています。(ただし、私たちは談合には一切参加していません。)

パターン②営業マンを買収

「個人的に5万円あげるから降りてくれない?」といった話を持ち掛けていた事例もありました。
聞いた話では、大手の会社で実際に起きた事例です。ある若い社員が競合会社からのそのような持ち掛けに応じ、実際にお金をもらってしまったのです。それがお客様にバレて、クレームが会社に入り、最終的には懲戒解雇されるという事態に発展したそうです。企業としても、こうした不正行為は防ぎたいものです。

本来100万円で売れるはずの車が、裏の不正行為によって、80万から90万円にまで下がってしまったという事例です。では談合を避けるためにはどうすればいいのでしょうか?

不正行為を避けるためには、しっかりと対策を講じる必要があります。

談合を避けるための方法

対策① なるべく多くの業者を集める

2社や3社の少数の業者だと顔馴染みである可能性もあり、談合の不安が残ります。そのため、一括査定を利用する際は、複数のサイトを利用し、なるべく多くの業者を集めるのが理想的です。5社も呼べば十分だと思います。

数が多くなれば、その場で金額を出してくださいと言ったときに、業者間で裏で話す余裕なんてありません。さらにおすすめは、オークション競り上げ方式が最も良いと考えます。現場に7〜8人の業者がいたとすれば、競争が活発になり、最終的に最も高い値段を引き出すことが可能です。

対策②入札の条件を揃える

2つ目の対策は入札の条件を揃えることです。これで業者間の公平性を確保できます。例えば、運送会社によるクレームの可能性を排除するための保証料金など、減額交渉を防ぐための対策を講じることが重要です。交渉の前提として減額しないという合意を得た上で、手元に入る金額で入札してもらうのが最善だと思います。

減額交渉の対策:査定理由を聞く

査定時には、価格に差が出るケースがあります。査定額が他の業者と比べて大幅に高い場合、何か問題があるかもしれません。業者によっては、後で「事故車」などの理由で減額交渉をしてくることがあるため、査定の詳細や業者の評価方法を事前に確認しておくことが重要です。

例えば、A社が事故評価をして100万円と提示なのに対し、B社が事故評価をせず120万円提示の場合、後から事故車として減額されるリスクがないか確認しておくことが必要です。査定ミスのため、その業者が悪いのですが、お客さんは後から減額交渉をされることもあり得ます。口約束では「減額しない」と言っても、契約後、業者には減額の権利が発生することがあるので、契約時に「減額しません」と一筆書いてもらうなどの対策を取ることが重要です。

車の売買にはクーリングオフが適用されないため、契約後にはキャンセルできないのが一般的です。査定ミスや減額のリスクを最小限に抑えるためにも、査定の内容をしっかりと理解しましょう。

減額の仕組みがある理由

ミスが起こったときには、一般的に責任を認めて、業者側がミスを被るのが普通だと思います。だから、もし車に問題が見つかって値段が下がったとしても、それは仕方ないことです。とはいえ、事故車や冠水車、メーターの巻き戻しなどは、その場では判断できないことが多いので、後から分かることもあります。これらを隠していたとすれば、後から値段を下げる理由になります。悪意を持って隠している場合は論外ですが、隠すつもりがなくても、事故車や冠水車をその場で見抜くのは難しい場合もあるのです。こうした見落としがあるため、減額の仕組みが存在するのです。ですがその制度を悪用する人もいるので注意が必要です。

騙されるリスクを下げる方法:先に相場を知っておく

多くの業者を集めるのも手間ですし、7〜8人の業者を前にして場を仕切るのはなかなか大変です。こうしたリスクを最小限に抑えるため、概算でもいいのである程度の相場感を予めもって置くことをおすすめしています。

現在、通販で車を売るだけでなく、買う側としてもお店に相場を相談できるので、便利になっています。店舗に写真や車検証、走行距離などを送ると、だいたいの価格帯がわかります。たとえば、LINE通話でやりとりが可能で、「大体120〜140万円くらい」とか、「20万円の幅で猶予を持たせているので、300万円の車でも280〜320万円くらいになりますよ」などと教えてもらえます。そうした情報から、相場感が確認できます。一度相談した後に、オークションなどに臨むのが良いかもしれません。

また、総額表示が義務化されるようになってきたので、これまでのような不透明な買い叩きは減る傾向にあります。大手の買取業者も問題意識を持ち、しっかりとした仕組みを作ろうとしてくれているようです。まだ悪質な業者もいるかもしれませんが、業界全体としては改善に向かっていると感じています。

車の査定に関するアドバイス

ちょっとしたアドバイスですが、車の一括査定に登録するときは、電話が頻繁にかかってくる問題に悩んでいる人が多いので、簡単な対処法をお伝えします。一括登録すると、業者から頻繁に電話がかかってきます。これは、アポイントが決まっていないためで、営業担当もその上司からプレッシャーを受けているからです。

電話の頻度を減らすために、日程に余裕を持たせて「2週間後に車を見に来てください」とメールで伝える方法がおすすめです。こうすると、電話が頻繁にかかってこなくなります。この方法を使う場合、5社に要望を出していれば、5回のメール送信が必要になりますが、電話が減るのは確実です。査定後に金額が決まったら、その結果をきちんと伝えることも大事です。「他社に売りました」と言えば、電話は来なくなります。

また、即決を強要してくる業者や「今日限り」という条件を出してくる業者には注意しましょう。そうした業者は、急いで決めさせて、他社との比較を避けるための手段を取っている可能性があります。なるべく慎重に対応してください。

ぜひ、この記事で知識を身につけて、良い条件で車を売却してください。

まとめ

談合と減額リスクの注意点と対策は、

①複数の業者に一斉に来てもらう
②価格提示の条件を統一しておく
③査定理由を聞く
④先に相場を知っておく

という4点です。

もし、車の売却で不安を感じたら、ぜひ専門家に相談してみてください。

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