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「走行距離10万キロ超えたら買い替え」は本当か?

2024.08.23

「10万キロ超えたら乗り換えないといけないかな...」という風習があります。

10万キロを節目に事故のリスクが上がり、整備でもお金がかかるので乗り換えた方がいいと思っていませんか?

実際、代替えを促進する話法として「10万キロで乗り換えるべきだ」というのは、よくあるセールストークです。

 

しかし、実はこの「10万キロの壁」には意外な真実が隠されています。

今回は、10万キロ超えの車に関する誤解を解き、賢い車の選び方や乗り方をご紹介します。

あなたの車選びや維持の戦略が、この記事で大きく変わるかもしれません。

走行距離だけでなく、車の状態や自身のニーズを考慮した、新しい車との付き合い方を探っていきましょう。

10万キロ超えた車の買い替えについて考える

車の走行距離が10万キロを超えると、買い替えを検討する人が多くいます。

しかし、本当に10万キロが買い替えの目安なのでしょうか。

実際、走行距離が増えるにつれて車の価値は下がりますが、それだけで買い替えを決断する必要はありません。むしろ、車の状態や自分のニーズに合わせて判断することが大切です。

10万キロ超えは買い替えのタイミング?業界の通説を検証

10万キロを超えたら買い替えるべきという通説は、実は根拠が薄いものです。

これは単なるセールストークの一種であり、必ずしも買い替えが必要というわけではありません。

確かに、10万キロを超えると相場が下がる傾向にありますが、それは多くの人が10万キロで車がダメになると思い込んでいるからです。

実際には、車の状態次第で十分に使い続けることができる可能性があります。

 

現代の車は10万キロ超えても十分使える

現代の車は昔と比べて非常に丈夫になっています。

昔の車の構造では、タイミングベルト(エンジンを動かすために必要なベルト)を使用していたため、実際に10年もしくは10万キロは交換のタイミングでした。

ですが、今は劣化に強いタイミングチェーンが採用されるようになり、10万キロが必ずしも交換のタイミングにはならなくなりました。

もちろん、新車に比べれば故障のリスクは高くなりますが、昔のように10万キロでボロボロになるということはありません

また、日本では10万キロ超えの車に対して不安を感じる人が多いですが、海外では状況が異なります。

海外では30万キロ、40万キロ走行の車が当たり前に使われています。

そのため、必ずしも10万キロ走行しているからといって、過度に不安に思う必要はないと言えるでしょう。

 

10万キロ超えの車を買うメリット

10万キロ超えの車を購入することにも、いくつかのメリットがあります。

まず、価格が安いことが挙げられます。

10万キロを超えると相場が下がるため、比較的安く購入できます。

また、タイミングベルトの交換が済んでいる車であれば、大きな出費を避けられる可能性もあります。

さらに、年間走行距離が多い人にとっては、むしろ10万キロ超えの車を狙って購入するのも良い選択肢となります。

価格が安い分、長距離を走っても経済的なダメージが少なくなるからです。

 

10万キロ超えの車に関する誤解と真実

10万キロ超えの車に関しては、多くの誤解が存在します。

これらの誤解は、車の購入や維持に関する判断を誤らせる可能性があります。

正しい知識を持つことで、車の買い替えや維持に関してより適切な判断ができるようになるでしょう。

 

タイミングベルトと新車保証:10万キロの壁の由来

10万キロという数字が車の買い替えの目安とされる理由には、主に2つの要因があります。

1つ目はタイミングベルトの交換時期です。

昔の車は10万キロ程度でタイミングベルトの交換が必要でした。

タイミングベルトが切れるとエンジンが大破する可能性があり、修理費用も高額になります。

2つ目の理由は、新車の保証期間です。

多くのメーカーが新車の保証を10年または10万キロのどちらか早い方で設定していました。

これらの要因が重なり、10万キロが車の買い替え時期という通念が生まれたのです。

 

故障のリスクは上がるが、すぐに乗り換える必要はない

確かに、走行距離が増えるにつれて故障のリスクは高くなります。

しかし、それだけを理由に10万キロを超えたらすぐに乗り換える必要はありません。

現在の車が故障していない状態であれば、そのまま乗り続けても問題ありません。

むしろ、高額な修理が必要になった時点で乗り換えを検討すれば良いでしょう。

例えば、エアコンの修理に70〜80万円かかるようであれば、その時点で乗り換えを考えるのがおすすめです。

つまり、10万キロという数字にとらわれすぎず、車の状態や修理費用を考慮して判断することが重要です。

 

賢い車の乗り方と買い方

車を賢く利用するためには、適切な乗り方と買い方を知ることが重要です。

ここからは経済的で効率的な車の活用方法を紹介します。

これらの方法を参考にすることで、車にかかるコストを抑えつつ、自分のニーズに合った車選びができるようになるでしょう。

 

長く乗るほど得になる:20年20万キロが新たな目安

車は長く乗れば乗るほど、総合的なコストパフォーマンスが向上します。

かつては「10年10万キロ」が車の寿命の目安でしたが、現在の車は性能が向上しているため、20年20万キロを目指しても十分に乗り続けられます

ただし、10万キロ前後で乗り換えるのも一つの戦略です。10万キロを超えると相場が下がるため、その手前で売却すれば高く売れる可能性があります。

一方、10万キロを超えてしまった場合は、乗れるところまで乗り続けるのが経済的です。

 

過走行車を狙って購入する戦略

年間の走行距離が多い人にとっては、むしろ過走行車を狙って購入するのも良い戦略です。

10万キロを超えた車は相場が下がっているため、比較的安く購入できます。

特に、タイミングチェーンを採用している車種や、タイミングベルトの交換が済んでいる車を選ぶと、大きな出費を避けられる可能性が高くなります。

ただし、購入前には必ず車の状態をしっかりと確認し、整備状況などを把握しておくことが大切です。

 

通勤用と家族用で使い分ける方法

家族用の車と通勤用の車を分けて使うことで、車の維持費を抑えつつ、用途に応じた車選びができます。

例えば、家族用にミニバンを新車で購入し、通勤用には10万キロ程度走った軽自動車を別途購入するという方法があります。

この場合、通勤用の車は20万キロまで乗り潰すことを目指します。

こうすることで、家族用の車の走行距離を抑えられ、将来的な売却時の価値も維持できます。

ヴォクシーを例に考えてみましょう。

なんとヴォクシーの場合は、走行距離1万キロと10万キロの査定価格が100万円以上の差が開く場合もあるのです。

一方で通勤用の車は距離を気にせず使えるため、トータルでのコストパフォーマンスが向上します。

ただし、駐車場の確保や保険料など、2台持つことによる追加コストも考慮する必要があります。

そのため、純粋にコスト面から考えると、家族用のミニバンと、走行距離を気にせず乗り続けられる通勤用の車の2台を所有する方法も、検討に値する選択肢と言えるでしょう。

 

中古車市場の裏側:安い車の真実

中古車市場には、驚くほど安価な車が多く存在します。

しかし、その背景には様々な要因があります。

安さの理由を知ることで、中古車購入時のリスクと向き合い、より賢明な選択ができるようになるでしょう。

 

15万円の車検付き中古車はどうやって成立しているのか

15万円程度の車検付き中古車が市場に出回っている理由をご存知でしょうか。

まず、このような安価な中古車は、販売店の利益がほとんどないことが前提となります。

一般的には、1台あたりの利益が10万円程度ないと人件費の捻出も難しくなってくるようです。

では、なぜこのような販売が成立するのでしょうか。

それは多くの場合、店舗の社長自身が販売から納車まで一人で行っているためです。

人件費を極限まで抑えることで、薄利多売のビジネスモデルを実現しているのです。

このような販売方法は、消費者にとってはメリットがある一方で、アフターサービスなどが十分に受けられない可能性もあります。

購入を検討する際は、車の状態だけでなく、販売店のサポート体制なども確認することが重要です。

 

リスクを承知で選ぶ:5台に1台の故障率

安価な中古車を購入する際は、故障のリスクを考慮に入れる必要があります。

このような安い中古車は「5台に1台ぐらいはひょっとしたら壊れる」可能性があります。

しかし、このリスクを承知で購入することも、一つの戦略となり得ます。

5台のうち4台が問題なく使えるのであれば、トータルで見ればコストパフォーマンスが高くなる可能性があるからです。

実際に、ヤフオクで5万円で購入した車を4年間問題なく使えたというケースもあるようです。

このような成功例を聞くと、安い中古車購入のメリットが理解できます。

ただし、この戦略を取る場合は、故障時の対応や修理費用などを事前に考慮しておく必要があります。また、車の状態をしっかりと確認し、できるだけリスクを軽減することも大切です。

 

まとめ

10万キロ超えの車に関する様々な誤解と真実を見てきました。ここで重要なポイントを整理しましょう。

  1.  「10万キロ超え」が必ずしも買い替えのタイミングではありません。現代の車は昔に比べて耐久性が高く、20万キロ、30万キロと走り続けることも可能です。
  2.  「10万キロ」という基準は、一昔前のタイミングベルトの交換時期や新車保証の期限に由来しています。しかし、現在の車では必ずしもこの基準が当てはまるわけではありません。
  3.  車の状態や用途に応じて、賢い選択をすることが大切です。長く乗り続けるか、10万キロ手前で売却するか、過走行車を購入するかなど、様々な選択肢があります。
  4.  通勤用と家族用で車を使い分けるなど、複数台所有も一つの戦略です。ただし、追加コストも考慮する必要があります。
  5.  安価な中古車には故障のリスクがありますが、リスクを承知で選ぶことで、コストパフォーマンスの高い車選びができる可能性もあります。

最後に、車の購入や維持に関する判断は、個人の状況やニーズによって異なります。

この記事で紹介した情報を参考にしつつ、自分に最適な選択をすることが重要です。

安さと信頼性のバランスを考慮しながら、自分にとって最適な車選びを心がけましょう。

 

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