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【車屋が解説】カローラフィールダーが安い理由4選!価格相場や安全な車の見極め方も

2024.11.09

・周りの人にカローラフィールダーをおすすめされた
・中古車サイトを見ていたら、カローラフィールダーがすごく安いことに気づいた

という方も多いでしょう。

しかし、なぜ安いのか分からないと、なかなか安心して購入できませんよね。

この記事では、中古車販売店が、カローラフィールダーの価格相場や安く購入できる理由を詳しく説明します。

購入を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

カローラフィールダーの価格相場

カローラフィールダーの費用相場はいくらなのでしょうか?ここからは、カローラフィールダーの、新車と中古車の費用相場を紹介します。

 

新車の価格相場

カローラフィールダーの新車の価格相場は、下記の通りです。

EX CVT(2WD):187万8,300円
MT:175万8,400円
CVT(4WD):202万2,400円
HYBRID EX 2WD:233万400円

新車のカローラーフィールダーは、上記の表のとおり、ガソリン車と比べるとハイブリッド車のほうが約30〜60万円ほど高い印象です。

ちなみに国産の主要なステーションワゴンと比べると、シエンタとは23万円〜70万円、レヴォーグとは170〜300万円ほど安価に販売されています。

 

中古車の価格相場

カローラフィールダーの中古車の価格相場は、下記の通りです。新車と比べると、少なくとも50万円以上値段が下がっていることが分かります。

EX 64.9万円〜130.8万円
HYBRID EX 89.6万円〜179.0万円

価格に幅があるのは、年式や走行距離によって、価格が大きく変わるためです。価格は少し高くなりますが、より長く安心して使える車をお求めなら、新しい年式のもの・走行距離の短いもの・修復歴がないものを購入することをおすすめします。

カローラフィールダーが安い4つの理由

カローラーフィールダーは、他の車種と比べてなぜこんなにも低価格なのでしょうか?ここからは、カローラフィールダーが安い理由を4つ紹介します。

①新型が発売されているから

1つ目は、新型が発売されているからです。

カローラフィールダーは2000年に発売された11代目のモデルで、2019年には12代目の「カローラツーリング」が発売されています。1世代前のモデルですし、最新のカローラと比べると装備や機能が劣っているため、少し価格が安いです。

 

②デザインの変更点が少ないから

2つ目は、デザインの変更点が少ないからです。

カローラフィールダーは、実用的で無駄のないデザインを採用している分、本体価格が抑えられています。

カローラフィールダーが発表された際も、直近の10代目と比べて多少の変更はあったものの、大きなアップデートはありませんでした。

デザインなどの変更点が少なければ、生産ラインへの影響が出にくいので、その分価格を低く抑えることができます。

派手なデザイン・個性のあるデザインの車を求める方にはあまり向きませんが、デザインに派手さを求めない方にはピッタリですね。

 

③生産量が安定しているから

3つ目は、生産量が安定しているからです。

カローラフィールダーはギネス記録に載るほどの生産台数を誇っていますが、生産量が多ければ、その分値段を下げることができます。

また、カローラーフィールダーは、トヨタ車が販売している他の車種と共通の部品を多く利用しているため、修理に必要な部品が簡単に手に入ります。

こういった「トヨタ車ならではの壊れにくさ・修理のしやすさ」が揃い、安定した需要と供給があることから、低価格での販売が叶えられているのです。

 

④中古車の需要が安定しているから

4つ目は、中古車の需要が安定しているからです。

カローラフィールダーは、故障しにくいことで海外でも人気を誇っていますが、日本でも社用車として安定した人気を獲得しています。これは、カローラフィールダーが、普通乗用自動車よりも自動車税が安い「小型乗用自動車」だから。

特に社用車はデザイン性よりも機能性を重視すること・複数台まとめて購入すること が多いことから、企業からの中古車の需要が安定して高い傾向にあります。

需要が安定していれば値上げする必要がなくなるので、安い価格で販売できるのです。

安くて安全なカローラフィールダーを購入するコツ

カローラーフィールダーを安く購入したい、と考えている方も多いのではないでしょうか?ここからは、安くて安全なカローラフィールダーを購入するコツを紹介します。

修復歴がないか確認する

まず、修復歴がないか確認しましょう。

過去に修復歴がある車は、再び故障するまでの時間が短かかったり、性能が大きく落ちてしまったりする傾向にあります。いくら本体を安く買えても、修理が重なれば結果的に損をすることになってしまいますね。

値段の安さだけでなく、修復歴など、車の状態についてもきちんと確認してから購入するようにしましょう。

 

水没車ではないか確認する

水没車ではないか確認することも大切です。

水没車とは、台風や洪水で室内フロアより上に浸水した車のことです。一口に「水没車」といっても、レベルはさまざま。タイヤの下半分まで水没した車もあれば、排水口以上まで浸水した車もあり、こういった水没レベルに応じて販売価格が異なります。

水没レベルによっては安い価格で良い車を購入できてお得なこともありますが、もちろんリスクも大きいです。ご自分の目できちんと確認したり、信頼できる販売店の意見を聞いたりして、慎重に判断しましょう。

 

腐食がないか確認する

腐食がないか確認することも大切です。

腐食が進むと、部品に穴が空き、故障してしまうことがあるからです。さらに悪い場合だと配線関係が腐食することで、車両火災が起きるケースもあります。

とくに雪の降る地域や海岸沿いの地域で使われていた車は、融雪剤や海風の影響で腐食が進行していることも多いです。

確認した際は小さいサビだったとしても時間が経つと大きくなる可能性が高いので、塗装が剥がれている所はないか・車のボディの下部に穴が開きそうな箇所がないか…など、よく確かめてみてください。

 

走行距離を確認する

中古車を購入する際には走行距離もチェックしておいた方が良いですね。

走行距離が極端に長いとサスペンションなどの足回りの部品・オイルパン・灯火類などの消耗品を交換する必要がありますが、これには少なくても数万円かかります。消耗品費でコストが積み重なり、結果的に損をしてしまう方も少なくありません。

逆に、安いのに走行距離が短すぎる車にも注意が必要です。これは、長期間放置されていたり、短距離走行を繰り返したりしていた可能性が高いからです。

長期間放置された車は、空気圧が上がったり、エンジンオイルが劣化したりしている可能性が高くなります。また、こまめにメンテナンスされていないので故障のリスクもあります。

一方、短距離走行が繰り返された車は、エンジンオイルが温まる前にエンジンが切られるので、エンジンに負荷がかかっている可能性が高いです。

10万kmを大幅に超えていないか・整備の際に消耗品を交換したか ・走行距離が短いのに異様に安価になっていないか など、きちんと確認してから購入することをおすすめします。

 

エンジンの動作・異音がないか確認する

エンジンの動作や異音がないか確認することも大切です。

最後にエンジンをかけてから時間が経っている車は、始動すると煙が上がることがあります。

すぐに解消するなら問題ありませんが、その後も煙が上がり続ける場合はエンジンが故障し、車両火災につながる可能性もあるので注意が必要です。

エンジンオイル漏れなど軽度の不具合なら数千円程度で整備できますが、エンジンを修理するとなると、安くても15万円以上かかってしまいます。

事故のリスクも費用面でのリスクも決して小さくはありませんので、購入前にエンジンの動作確認をすることは非常に大切です。

 

安い車を購入するときこそ、信頼できる中古車販売店を見つけましょう

カローラフィールダーは、新型車が販売されていること・中古車の需要が安定していること・デザインの変更が少ないことから、もともと比較的安価に販売されています。

「初期費用を抑えたい」という気持ちは分かりますが、カローラフィールダーの中でも特に安価に販売されている車に関しては、修復歴・エンジンの動作など、様々な角度からきちんと確認することが大切です。

水没車の判別や修復歴の確認は素人の方では判断できないことも多いので、少しでも「自信がない」と感じる場合は、信頼できるお店を探しましょう。

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