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スズキ「エブリイ」「エブリイワゴン」の気になる燃費を徹底解説

2025.06.24

この記事の監修者
営業本部部長
由佐 朋也
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新卒からビッグモーターに入社し6年ほどセールスで従事し退職。その後、BUDDICAに入社。創業メンバーとしてセールス、店長、営業本部部長を経験。新店舗・新規事業の立ち上げ、カルチャーの浸透に従事。現在はBUDDCIA DIRECTのセールスとして全国へ愛車を届けています。

広い車内を持ち、商用としても実用車としても人気が高いスズキ「エブリイ」

・購入を考えているが燃費はいい?
・積載量が多いと燃費が悪くなる?

このような疑問を抱えている人は多いのではないでしょうか?

この記事では、「エブリイ」「エブリイワゴン」の気になる燃費を徹底解説します。その他、燃費を向上させるポイントやライバル車との燃費を比較解説!ぜひ参考にしてみてくださいね!

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スズキ「エブリイ」とは

スズキ エブリイとは、スズキが製造・販売する軽キャブバン(軽乗用バン)のモデル名です。商用・乗用のどちらにも対応できる高い実用性に加え、軽自動車ながらも広々とした荷室空間を確保しています。

荷物の積み下ろしがしやすいスライドドアや、低燃費性能、豊富なグレード展開など、日常使いからビジネスシーンまで幅広く活躍する一台です。

 

「エブリイ」 基本情報

スズキの軽商用車であるエブリイは、高い積載性と低燃費性能が魅力の人気モデルです。ビジネスユースはもちろん、アウトドアや趣味の用途にも対応できる柔軟性の高さが特長。グレードは「JOIN」や「JOINターボ」など複数あり、駆動方式も2WDと4WDから選べます。

燃費性能はWLTCモードで最大17.2km/Lと、実用性と経済性の両立を実現。荷室も広く、全高1895mmのハイルーフ設計により、高さのある荷物も楽に収納できます。

さらに、アイドリングストップや可変バルブタイミングなどの燃費向上技術を搭載し、都市部での使用にも適した設計がされているのも魅力と言えます。

WLTCモード別 燃費性能(単位:km/L)

モード 2WD(CVT)ターボ 4WD(CVT)ターボ 2WD(5MT) 4WD(CVT)
WLTC総合モード 15.1 km/L 15.1 km/L 17.2 km/L 16.4 km/L
市街地モード 12.9 km/L 12.9 km/L 15.1 km/L 15.1 km/L
郊外モード 16.3 km/L 16.3 km/L 18.1 km/L 17.3 km/L
高速道路モード 15.4 km/L 15.4 km/L 17.7 km/L 16.5 km/L
JC08モード 20.7 km/L 19.8 km/L 20.5 km/L 21.1 km/L

 

「エブリイワゴン」基本情報

エブリイワゴンは、スズキが販売する軽キャブワゴンで、商用車エブリイをベースにした乗用モデルです。広々とした室内空間と高い積載性を備えており、キャンプや車中泊といったアウトドア用途にも人気があります。

また、現行モデルはすべてターボエンジンを搭載しており、力強い走りが特徴。駆動方式はFR(後輪駆動)を基本とし、電子制御式パートタイム4WDも設定されています。

さらに、燃費性能にも優れており、低燃費で経済的なドライブが可能です。燃費重視の方や多用途に活用したい方にもおすすめの1台といえるでしょう。

モード 2WD(CVT) 4WD(CVT)
WLTCモード総合 15.1 km/L 15.1 km/L
市街地モード 13.0 km/L 13.0 km/L
郊外モード 16.2 km/L 16.2 km/L
高速道路モード 15.5 km/L 15.5 km/L
JC08モード 19.4 km/L 19.2 km/L

 

実燃費とカタログ燃費

エブリイワゴンのカタログ燃費と実際の燃費(実燃費)には、それほど大きな差がありません。通常、実燃費はカタログ燃費よりも大きく劣る傾向がありますが、エブリイワゴンの場合、WLTCモードという実走行に近い条件での試験方式が採用されているため、現実の使用状況と比較的近い結果が得られています。

実燃費データを集計する「e燃費」によれば、2WD車で12.8km/L、4WD車で12.2km/Lと報告されています。これはWLTC市街地モードとほぼ同等であり、カタログ値との差は少なめで、大差がありません。

また、エブリイワゴンのオーナーからは、「燃費よりも積載力やターボの走行性能を重視して購入している」との声も多く、燃費の悪さがネガティブ要素になっていないことも特徴です。

 

エブリイの燃費を向上させる方法

スズキ・エブリイは軽バンの中でも人気の高い車種です。しかし、使い方によっては燃費が悪化することもあります。

日常的なちょっとした工夫や走り方の見直し、メンテナンスの徹底で、燃費を大きく改善できる可能性があります。本項目では、誰でもすぐに実践できるエブリイの燃費向上テクニックを5つご紹介します。

 

積載重量を減らす

エブリイは荷物をたくさん積めるのが魅力ですが、積載重量が重いほどエンジンに負荷がかかり、燃費が悪化します。

JAMA(一般社団法人日本自動車工業会)の調査によると、車両重量が10%増加すると、燃費は約5%悪化するというデータもあります。さらに、ECCJ(一般財団法人省エネルギーセンター)の検証では、110kgの積載で一般道では約3.4%、高速道路では約3.3%の燃費悪化が見られました。

車内には工具や使わない荷物も溜まりがちですが、こまめに整理することで車両の軽量化につながります。普段から使わないものは思い切って降ろすのが効果的です。

積載重量を減らすことは、燃費改善だけでなく車の寿命を延ばす点でも有効な方法と言えます。

 

走り方に注意する

アクセルやブレーキの踏み方一つで、エブリイの燃費は大きく左右されます。急加速や急ブレーキを繰り返すと、燃料消費が一気に増えてしまうため注意が必要です。発進時にアクセルを強く踏み込む癖があると、それだけで燃費が悪化します。


また、走り出しはゆっくりとアクセルを踏み、一定速度での巡航を意識しましょう。さらに前方の信号の変化にも注目し、止まらずに走り抜けられるような運転を心がけるのもポイントです。

ブレーキも優しく踏むことで、エンジンブレーキの効果を活かしながら、燃費の向上につなげられます。日頃の運転スタイルを少し見直すだけで、燃料代の節約につながるでしょう。

 

無駄なアイドリングを減らす

アイドリング中もガソリンは消費されています。

そのため、長時間続けると燃費に大きく影響します。他にも冬場の暖機運転や、車内でエアコンを使うためのアイドリングは、無意識のうちに燃料を浪費する原因となります。

最近の車は、暖機運転をしなくてもすぐに走り出せる性能を備えているため、数十秒以上のアイドリングは基本的に不要です。現行のエブリイも例外ではないので積極的にすぐ走らせるようにしましょう。

エブリイはアイドリングストップ機能が搭載されている車なので、この機能をオフにすることなく使用することで無駄な燃料消費を抑えられます。

 

タイヤの空気圧をチェックする

タイヤの空気圧が低下すると、路面との接地面積が増えて抵抗が大きくなり、燃費が悪化します。公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団によると、空気圧が適正値より50kPa低いと、市街地で約2.5%、郊外で約4.3%、高速道路で約4.8%も燃費が悪くなるとされています。ガソリン1リットルあたり4円~7円分のコスト増にもなるため、この点は見逃せません。

月に1回はエアゲージを使ってエブリイの空気圧を確認し、必要に応じて調整しましょう。
また、気温が下がると自然と空気圧も低下するため、冬場は特に注意が必要です。タイヤの空気圧を正しく維持することは、燃費向上だけでなく、タイヤの寿命延長や走行安全性の向上にもつながります。

 

純正マフラーを装着する

エブリイをカスタムする中で、マフラーを社外品に交換する人もいますが、これは燃費に悪影響を与える場合があります。社外マフラーは純正に比べて構造や排気音が異なり、エンジン負荷のバランスが変わることで、燃費が悪化するケースがあるのです。

その中でもトルクやパワーを重視した社外マフラーは、エンジンの燃焼効率が下がる傾向にあり、結果的にガソリン消費量が増加します。
一方で、あらかじめ装備されている純正マフラーはエブリイ本来のバランスを考慮して設計されており、燃費性能を最大限に発揮できる仕様になっています。

燃費を重視するなら、カスタムよりも純正部品を維持することがベストです。もしマフラー交換を行った場合は、燃費の変化を記録して確認するとよいでしょう。

 

燃費が悪いと判断するのはもったいない?「エブリイ」「エブリイワゴン」の魅力

スズキのエブリイやエブリイワゴンは、一般的な軽自動車に比べると燃費ではやや劣る部分があります。しかし、それを理由に選択肢から外してしまうのは、もったいない車種といえるでしょう。

実際、エブリイやエブリイワゴンには荷物の積載性能、走行性能、使い勝手など、他の軽とは一線を画す多彩な魅力を備えています。ここでは、その魅力をあらゆる方向から紹介します。

 

積載性能の高さ

エブリイの最大の魅力は、軽自動車とは思えない積載能力です。2名乗車時の荷室床面長は1,955mm、助手席を前に倒せば2,640mmまで拡張可能。ビールケースなら40ケース、小型ダンボール箱で約46箱もの荷物が積める広さを確保しています。

さらに、バックドアの開口部は幅1,340mm、高さ1,165mmと大きく、荷物の積み下ろしもスムーズです。後席のスライドドアも開口幅775mm、高さ1,255mmと広く、横からの積み下ろしにも対応。この積載性の高さが、配送業や建設業など幅広い分野で重宝される理由です。

 

優れた走行性能

エブリイにはR06A型エンジンが搭載されています。このエンジンは、可変バルブタイミング機構によって低中速域から力強いトルクを発揮することにより、多くの荷物を積載した状態でもスムーズな加速を実現し、優れた性能を見せてくれます。

加えて、最小回転半径はわずか4.1mと、軽キャブバンでトップクラスの小回り性能を誇ります。また、狭い路地や駐車場でもストレスなく取り回せる点は、日常の使用や業務での効率性にも大きく貢献してくれるでしょう。

さらにCVTモデルでは高速域でのエンジン回転数を抑え、燃費性能にも配慮された設計となっています。

 

普段使いにも最適

商用車のイメージが強いエブリイですが、実は普段使いにも非常に優れています。例えば、乗り降りしやすいように設計された地上高355mmの乗降ステップと、大型の乗降グリップは子どもや高齢者にもやさしい装備。

さらに前席はインパネシフトによって足元が広く、助手席から運転席への移動もスムーズです。また、シートのスライド幅は230mmと調整幅が大きく、どんな体格の人でも最適なドライビングポジションがとれる点も注目といえるでしょう。

乗りやすい、ものを乗せやすい構造なので、日常の買い物や子どもの送り迎えにも使いやすい設計です。

 

SUVのような使い勝手

アウトドア派から支持される理由のひとつが、SUVのような使い勝手の良さです。

エブリイやエブリイワゴンの持つ車中泊やキャンプなどにも対応できる広い荷室とハイルーフ仕様は、同車種ならではの強み。助手席を倒してフルフラットにすれば、車中泊マットを敷くだけで快適な寝床にも早変わりします。

また、4WDモデルを選べば悪路や雪道にも対応可能な点は頼もしいといえるでしょう。現行型はスズキの技術が活きるパートタイム4WDも必要に応じて2WDと4WDを切り替えられるのも魅力です。そのため、普段は低燃費、必要時は高い走破性と最適な性能を発揮してくれます。

 

使い勝手の良い室内空間

エブリイは室内空間の快適性や利便性にも優れています。

インパネ周りには多彩な収納スペースがあり、スマホや小物、書類などを整理しやすい設計。A4ファイルが収納可能なオーバーヘッドシェルフや、運転席側のインパネポケット、カードケースなど、仕事でもプライベートでも役立つ工夫が満載です。

さらに、アクセサリー類を追加すれば、仕事用の車としてさらに利便性アップ。ラゲッジマットや間仕切りカーテン、ネットラックなどを使えば、積載物の保護や空間活用がより効率的になるでしょう。

 

ライバル車との燃費を比較

エブリイとよく比較されるライバル車には、ダイハツ・ハイゼットカーゴやホンダ・N-VANなどがあります。これらの車種は、いずれも軽商用バンとして人気があり、燃費性能は選ぶうえで大きなポイントになります。

ここでは、各車のカタログ燃費と実燃費を表で比較し、それぞれの特徴について詳しく見ていきます。

カタログ燃費比較表

モード エブリイ ハイゼットカーゴ N-VAN N-BOX ジムニー アトレー NV100 クリッパーリオ
市街地モード 13.0km/L 13.1~14.2km/L 15.4km/L 16.8km/L 12.3km/L 13.3km/L 13.3km/L
郊外モード 16.0km/L 15.7~16.7km/L 18.6km/L 20.1km/L 13.6km/L 15.7km/L 15.7km/L
高速道路モード 15.2km/L 14.7~15.6km/L 18.2km/L 19.7km/L 12.0km/L 14.7km/L 14.7km/L
JC08モード 16.2km/L 14.7~15.6km/L 19.2km/L 27.0km/L 16.2km/L 19.7km/L 14.4~16.0km/L

 

ダイハツ「ハイゼットカーゴ」

ハイゼットカーゴは、エブリイと同じく軽商用バンとして広く使われている車です。燃費性能ではWLTCモードの市街地で13.1〜14.2km/L、郊外で15.7〜16.7km/L、高速道路で14.7〜15.6km/Lと、非常にバランスの取れた数値を記録しています。カタログ燃費ではややエブリイを上回るグレードも存在し、実燃費においても16km/Lを超える報告があります。

CVTモデルは燃費効率に優れており、商用車ながらも経済性を重視するユーザーにとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。また、荷室の広さや積載性も評価が高く、総合力の高い一台です。

 

ホンダ「N-VAN」

ホンダのN-VANは、スタイリッシュな外観と多彩な使い勝手が魅力の軽バンです。カタログ燃費ではJC08モードで最大19.2km/L、WLTCモードでも市街地15.4km/L、郊外18.6km/L、高速道路18.2km/Lとトップクラスの数値を誇ります。ただし、実燃費はやや落ち込み15.2km/L前後が一般的。これは積載時やエアコン使用時の負荷が影響していると考えられます。

それでも使い勝手の良さや安全装備の充実など、燃費以外の面でのメリットも多く、個人事業主や配達業務向けに人気が高まっています。車中泊仕様へのカスタムもしやすく、趣味と仕事を両立したい人にもおすすめです。

 

ホンダ「N-BOX」

ホンダN-BOXは、軽自動車の中でもトップクラスの販売台数を誇る人気車種です。JC08モードでは驚異の27.0km/Lを記録しており、実燃費でも18〜20km/Lと非常に優秀。WLTCモードでも市街地16.8km/L、郊外20.1km/L、高速道路19.7km/Lと、商用車とは一線を画した数値です。

ただし、N-BOXは完全な乗用車タイプの軽自動車であり、エブリイのようなバンとしての積載能力は劣ります。とはいえ、燃費重視で通勤や街乗り中心であれば、N-BOXは非常に魅力的。静粛性や快適性にも優れており、家族用や個人利用にも適しています。

 

スズキ「ジムニー」

ジムニーは本格オフロード性能を持つ軽自動車として知られていますが、その分燃費性能は他の軽バンに比べてやや劣ります。WLTCモードではMT車で16.6km/L、AT車で14.3km/L、実燃費はAT車で10~12km/L、MT車で12~14km/Lが一般的とされています。

ただし、あるテストではMT車で18.5km/Lを記録するなど、走行条件によって大きく変動する特徴があります。燃費よりも走破性や個性を重視するユーザーには根強い人気があり、商用というより趣味性の高い選択肢といえるでしょう。

 

ダイハツ「アトレー」

アトレーは、ハイゼットカーゴの兄弟車的な存在ですが、より乗用に近い装備やデザインが施されたモデルです。WLTCモードでは市街地13.3km/L、郊外15.7km/L、高速道路14.7km/Lと、ハイゼットと同様の数値を示しています。JC08モードでは最大19.7km/Lで、燃費性能はまずまずといえます。

実際の使用では、快適性や内装の質感が高く評価されており、商用車ながらファミリーカーやレジャー用として選ばれることも多いです。走行安定性や安全装備も強化されているため、日常使いでの安心感も魅力です。

 

日産「NV100クリッパーリオ」

NV100クリッパーリオは、スズキ・エブリイのOEM車として知られるモデルで、基本性能はエブリイとほぼ同じです。WLTCモードの燃費は市街地13.3km/L、郊外15.7km/L、高速道路14.7km/Lと、カタログ数値も共通。JC08モードでは14.4~16.0km/Lとされており、実燃費もエブリイと同等と見てよいでしょう。

グレードによっては装備内容に多少の違いがあり、ブランドとして日産を好むユーザーや、ディーラーのネットワークの都合で選ばれるケースも多いです。実質的にはエブリイの双子車といった立ち位置です。

 

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小回りが利き、燃費にも優れたスズキの軽自動車「エブリイ」は、日常使いからビジネスシーンまで幅広く活躍する人気モデルです。積載力や利便性に優れ、コストパフォーマンスも抜群。

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